続・お化け その2
今度は不意を突かれた感じでした
気が付いた時には
もう近づいてきていて
そして
前回のように
最初から大きな足音なのではなく
つい手前まで来てから
急に大きくなったような感じでした
パシーン!…パシーン!!
…と
またあの足音が近づいてきます
しかしどう考えても
人間の足音です
今度ばかりは
この間の僕の話を聞いて
友人がいたずらしに来たのか!?
と思いました
そこで今度は
天井の辺りを見上げていると
小便器の上の蛍光灯の傘に
スッと
黒い影が横切りました
そして
赤外線センサーが
反応したのです!
ザー…っと
水が流れました
ホッとすると同時に
やっぱり不安を感じました
誰なんだろう
わざとかな…?
やっぱり友人が
僕がトイレに行くのを見ていたのだろうか…
などと考えながら
やはり中でしばらく様子を見ることにしました
ところが…
またしても
5分以上待っても
その人は立ち去りません
というより
どうも
人の気配がありません
まさか…
今度は便器から離れる時の
赤外線センサーも
間違いなく反応していません!
これ以上入っていると
怖くなりそうだったので
思い切って出ることにしました
すると…
やっぱり誰もいません!
何なんでしょうか…
あまりにも不思議でした
僕は後から
赤外線センサーの実験をしてみました
なぜ最初は流れて
最後は流れなかったのか?
そこでセンサーに手をかざしてみると
まず最初に水が流れます
そしてしばらくそのままにした後
スッと手を離すと
また水が流れます
ところが
手をかざしてから3秒以内ぐらいで
手を離すと
水は流れません
ということは
例のお化け氏は
便器の前に立って
3秒以内に
どこかへ立ち去っていた
ということになります
謎は深まるばかり…
その日は
一日中
なぜかとても肩が重かったので
僕はそれ以来
そのトイレには
近寄らないことにしました
つづく