僕は白昼のトイレで起きた
衝撃の体験を
さっそく皆に伝えました
それにしても
あまりにリアルな人の感覚があっただけに
自分でもちょっと信じきれない出来事でした
しかし
しょっちゅう体験しているという友人が
僕が言うより先に
「そうそう、めっちゃデカイ足音で近づいて来るんや」
と言っていたので
まず間違いなく同一人物(?)だろう
そこで当時の様子をもう一度
詳しく思い出してみると
どうも謎だったのは
小便器の赤外線センサーが
反応しなかったことです
うちの会社のトイレは
通常
まず便器の前に人が立った時に
センサーが反応し
水がザーッと流れます
けっこう大きな音です
それがあったかなかったか…
うろ覚えなのですが
どうもなかったような気がするのです
そして用を足して便器から離れる時
通常なら、もう一度センサーが反応し
ザーッと再び水が流れます
これは確実にありませんでした
当然
僕はその瞬間が今か今かと
ボックスの中で
聞き耳を立てていたのですから
水は流れなかったのです
だとすれば
はじめから
誰も小便器の前には立たなかったのか
それとも
大の用を足しに来たのに
僕が先に入っていたので
すぐに引き返したのか…
いや
それだけはない
足音は確実に
近づいてきたのだ
そして
すぐ近くで止まったはず!
やはり
どう考えても不思議でした
そして
数日後
僕はつい油断して
またしても
あの場所へ行ってしまったのです…!!
つづく