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2008年10月 アーカイブ

2008年10月02日

吸うことは緊張すること

ハーネマンアカデミーでは
人間の身体と病気について学ぶ
解剖生理病理の授業というのが
あります

ただ
身体と病気といっても
単に表面的にではなく
身体の各器官の意味や
病気の意味などについて
多面的に深く理解できる、あるいは深く考えることができるように
教わります
例えば各器官について
その形や役割の違いを知るだけでなく
なぜそこにそういう形で、そういう役割で存在するのか
といったことを深く考えます

精神的、本質的な側面からも勉強し
ホメオパシー的に理解するというか
まさに物質と精神の両面から考察するような
授業になっています

さてその授業の中で
呼吸器官について学んでいたのですが
「吸う」というのは
緊張であり、努力している状態である
というお話がありました
呼吸という行為については
参考図書を始め、他の本にも
様々な解釈が載っているのですが
あの世とこの世
もしくは「宇宙全体」と「自分」
の関係に深く関わっているようなのです

「吸う」ことによって
宇宙全体のエネルギーを取り入れ
肺で酸素と二酸化炭素を交換し
「吐く」ことで
ある意味では自分を宇宙に返す
つまり「吐く」方は死に近い感じがします
実は人間の肺は
横隔膜を広げたり
肋骨を広げることによって空気を吸い込む
だから死ぬ時というのは「吐いた」状態になる
「吐く」ことは自然にできるが
「吸う」ことは努力しなくてはできない
ということです

ですから「吸う」行為は
生きることに近い感じがします
「全体」という生まれる前のところから
「自分」という現実的な存在にエネルギーを取り込むのですから
努力、緊張と関連するのも感覚的に納得できます

僕は実は普段から呼吸が浅いことが気になっていました
そしてそれはなんとなく日々の覇気に影響しているな
と感じていました

そこへこのお話を聞いて妙に納得するものがあったのです
生きる方向である「吸う」ということをきっちりとして
生命力を高めよう!
そんな気持ちになりました

他にも授業中には様々なインスピレーションが湧くのですが
残念ながら覚えておくことが難しいのです;
しかし
今後もこういったことは
考え続けていきたいと思います

つづく

2008年10月04日

後輩が起業した!

今日
学生時代に所属していた
サークル活動のOB会の打ち合わせがあり
久しぶりに後輩と食事をしました

そこで
後輩の一人が
最近会社を始めたということを知りました

僕のイメージでは
彼はフラフラと色んな仕事を渡り歩き
それでも腰の落ち着かない
頼りないイメージでした

ところが
そんな彼が
一念発起したのです!

なぜ会社を始めたのかと問うと
彼は言いました
「社会からあぶれたからです」…と
「雇われるのはもう限界です」とも…

業績はと聞くと
全くうまく行かず
借金だらけでカツカツの生活
そして夜はバイトをして
なんとか食いつないでいる

既にホームレスになる覚悟も
自己破産する覚悟もできていると言います

しかし!
それでも彼は
とても楽だと言うのです
雇われて働いていた時よりも
はるかに心の状態はいいと…

彼はまた恥ずかしそうに
言いました

「とある少年マンガを読んで
思いを口に出して実行していく主人公の姿を見て
自分もやらなくては!と思い立った」

「そんな僕って気持ち悪いでしょう?」
と彼は自嘲しましたが
僕はそんなことをバカにしたりしません
むしろ尊敬しました

僕も幼い頃は勧善懲悪のヒーロー物や
心の強い主人公の出てくる少年マンガが好きで
僕もそうやって生きていくんだと思い込んでいました

しかし現実はなかなかそう単純なものではありませんでした
一時期、大人たちが子供向けに作る夢物語に
憤りを感じたりもしましたが
一方でそういうピュアな気持ちを
今も持ち続けているのも事実です

だから彼の勇気を尊敬しました

ホメオパスを目指す自分にとっても
遅かれ早かれ
不安を乗り越えて飛びこまなければならない時が来る

未だ色んなことに覚悟を決めれず
暗中模索の自分ですが

「覚悟を決めて不安の真っ只中へ一人で飛び込まなければならない
しかしそこには真の充実、心の平和がある」
というこの話は
何かとても重要な意味を持っている気がしました

つづく

2008年10月15日

「生き方」も訓練で上達する?

先週末の大阪授業は
感動の新学年初日でした!
新たな仲間たちがめでたく入学☆
そしてまた多くの先輩方も参加する中
前回とは逆に「迎える」立場で
最初の授業を受けさせてもらいました

「あ、先輩たちはあの時こんな気持ちだったのか」
と思い
また一度聞いた授業の内容も
前回とは違った理解ができたりと
新鮮な感動に満ちていました

それにしてもいつになく濃い授業内容で
言いたいことが山ほどありすぎて
整理をつけるのが難しく
つい筆が重くなってしまっているのをお詫びします;
整理のついたことから
詳しく書いていきたいと思っています…

さて今日は
この学校の授業に関して最近思うことを書きたいと思います
ハーネマンアカデミーでの授業は
「人としていかに意義のある生き方をするか」のようなことを
考えに考え尽くすというか
あらゆる角度から考える
その果てしない連続
という一面を持っている気がするのですが
これが実は楽器の練習に似ているな
と思ったのです

僕がたまたま楽器を練習したことがあるからそう思うのですが
習い事ならどれも同じところはあると思います
楽器は誰でも自分で練習できます
しかしそれでテンションを保ち続けるというのは
案外難しいものですし
必ずしもスムーズに上達できるような練習法を見出せるとも限りません

ところが
スクールに通ったりすると
目から鱗が落ちるという感じで
急激に上達できたりします

授業の日が決まっているために
自分の気分に左右されずに継続することができるし
また毎回先生がお手本を示してくれることで
目指すべきポイントがブレないというメリットがあるからだと思います

最近、ある先輩からメールが来ました
彼とは以前から
同じような人生の問題に悩み
共に意見交換してきた「同士」という感じの仲でした

しかし
彼が最近また以前と同じような壁にぶつかっている
というような内容を送ってきたのに対して
僕は、自分はそれほどでもない
ということに気がつきました

そこでそれは
人生の取り組み方に関して
授業の中で考えて考えて考えて
そして実生活において実践にチャレンジしてきたからだ
と思ったのです

つまり繰り返し繰り返し色んな角度から学ぶことで
次第に身に付いてきて
また授業で先生がお手本を示してくれることで
目指すところをブレさせずに取り組むことができているのだ
と気付いたのです

「他人をあるがままに理解する」

その境地に達するまで…いや、そこから先も?
旅は続きます

つづく

2008年10月25日

面白くない面白い人 その1

先週末は東京の授業に参加させていただきました
いつも思うことですが、東京は本当に都会ですね
大阪へ帰ってくると、大阪が田舎に思えます
都会と田舎、どちらがいい、悪いというわけではありませんが
街の規模に違いがあるなと純粋に感じます
それほど東京は大きな街だと思います

ところで今回の授業では
テレビの人気番組を皆で見るという時間がありました

そしてそれはなんと!!
東京へいく直前に、大阪の同期生から「とてもよかった」と
聞いていた番組だったのです

これはとても嬉しいサプライズでした
とはいえ
この学校で学んでいると、こういったシンクロがよくあるので少々感覚が麻痺してきた
という贅沢な自分もいたりします☆

さてその番組ですが現代最高峰といわれる落語家さんのお話です
落語というと面白そうな人が出てくるのかなと思えば
ちっとも面白くなさそうな顔をした人が出てきました

一見すると「この人を笑わせるのは難しそうだな」と思ってしまいそうなほどです
そう思っていると、番組の中で彼自身が
「自分は面白くない人間なんです」と言いました
やはりそうなんだな、と思ったのですが
彼が70歳近くになっても年間200日以上も高座に出続け
「笑いとは何か…」を追求する姿を見てみると
目に熱いものがこみ上げてきました
そしてその実際の落語シーンを見た時に
自然に「面白いな」と思っていました

そこでふと思い出したことがあったのです
それは
学生時代に後輩だったK君の話です
K君は僕が所属していたサークルの後輩だったのですが
どちらかというとかなり陰気な感じで
話してもあまり「面白い」とは思えないような人でした
しかしそんな彼が
なんと某有名お笑い学校に通い
漫才コンビを組んでいるというではありませんか!

つづく

2008年10月26日

面白くない面白い人 その2

僕は彼の言葉に驚きを感じると同時に
彼の漫才を見てみたいなと思いました
ただ、普段面白くないだけに
それほど積極的に見たいとは思いませんでした
多分面白くないだろうと、なんとなく決め付けていたのです

やがて学園祭の季節になり
彼がステージに立つ姿が目に入りました
僕はその時
偶然通りかかっただけだったので
ちゃんと見ることはできなかったのですが
ステージの前には人だかりができ
彼の雰囲気も普段とは違う感じでした
ほ~確かに人前でもちゃんとやれるんだ
という感じです
彼のそんな姿を見たのはそれっきりでした

さて
月日は経ち
去年の初め頃だったでしょうか
サークルの同期生から
こんな話題が出ました
「そうそう、後輩のK君って覚えてる?こないだラジオに出てたで~」
え!?
僕は耳を疑いましたが
なんでも彼は転身し
インターネットでギャグマンガを描いて
ブレイクしているというのです

しかもそれは僕も偶然読んで
面白いな~と思っていたマンガだったのです!
そこはとてもメジャーなサイトでした

学生時代
何か陰気な…「まじめすぎる」とも言える空気を持っていた彼
そんな彼を見て
「こんな面白くない人が、人を笑わせられるわけがない
彼よりは自分の方が面白い」
そう思っていました
しかし
彼はきっと、落語の師匠のように
日々「笑いとは何か」を真剣に
考え続けていたに違いありません

何かウサギがカメに追い抜かれたような
己の愚かさを見せつけられたような
そんな気がしました

先日
どのように自分の得意なこと、学んだことを収入に結びつけるか
ということを
学長に相談した時

「大切なのは実力をつけておくこと」

という言葉をいただいたのを思い出しました
実力のある人間は社会が放っておけなくなる…
肝に銘じたい言葉です

つづく

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