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テレビが映らないのはなぜ?

仕事の関係で
電柱に登る職人さんたちと行動を共にしています

今日、ある苦情が発生しました
ある電柱からテレビの線を引き込んでいる地域の住民が
「最近、テレビの映りが悪くなった」
というのです

職人さんは実はテレビが専門ではないのですが
1本の電柱には、電気、テレビ、電話などの線が一緒に付けられています
以前その電柱を新しく建て替えた手前
その人が対処することになったようです

現場に到着すると
既に数人の住民が集まり
騒いでいました
「なんとかしてよ~テレビは唯一の楽しみなんやから」
住民の一人は懇願するように言いました

職人さんはさっそく電柱に上がり
テレビの線を繋いでいるボルトを締めました
「これでどうですか?」と
彼は下の住民たちに聞きました
ボルトの内の1本が緩んでいたのです

住民たちはさっそく家に帰ってテレビを点けてみました
しかし皆、残念そうな表情で家から出てきました
「アカン…」
「前より悪くなったわ」

そこで
おかしいな
とばかり職人さんは思いつく限りの点検を電柱の上で行いました
専門家の人に電話で問い合わせたりもしていました

そのうち
さっきテレビを唯一の楽しみだと言った住民が
「電柱なんか替えんかったらよかったのに…」
と言い出しました

職人さんが黙々と作業をしている間に
その人は何度も何度も同じことを言っていました
そして「電柱が新しくなってから映りが悪くなった」とも…
電柱を替えたのは2ヶ月以上も前の話です

結局
テレビの映りは良くなりませんでした
原因不明
後日、専門家が改めて直しにくるから
ということで一応の納得をしてもらい
僕らは現場を去りました…とさ

~~~~
目の前で絵本のように展開されたこの話には
将来ホメオパスとして人を診る時にも
十分注意すべき問題が含まれているな
と思いました

つづく

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2008年08月04日 23:15に投稿されたエントリーのページです。

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