Hahnemann Academy of Homeopathy  ~since 1997

学校案内

ハーネマンアカデミーでの学び

Physicianであるホメオパスは、人間の道理を心得る者、つまり「医師」と「お坊さん」を融合したような存在です。言うまでもなくこれは大変なことです。まじめに考えると、それをめざすのは人間業ではない、ともいえるくらい大変なことです。しかし、それでも私たちはその方向をめざしてゆかなければなりません。何に対しても心を閉ざさず、自分を制限しているさまざまな凸凹に気付き、たゆまず本質的に成長してゆこうとする志(こころざし)が必要です。

俗に「人は自分が癒されている以上には人を癒すことができない」と申します。その通りです。もし人が人を癒すことができるとするならば、「人を癒してやろう」「人を救ってやろう」という「大それた考え」からではなく、自分自身を磨いていく過程の余波として他人を癒すことも出来るようになる。それ以外に「真の癒し」はないともいえるでしょう。

そして、人間存在に対する無条件の暖かいまなざし、“non-judgemental, unconditional warmth” (裁かない、無条件の暖かいまなざし)が磨かれてくるのです。

人を観ることは、自分を観ることです。自分という存在を通じてしか人を観ることはできません。自分を通さずに人を観ることはできないのです。ですから、自分の心の鏡を磨いてゆくしかありません。

自分を通じて他人を観る、また他人を通じて自分を観るのです。最初は他人と自分が余りに違うことに唖然とするかもしれません。私たちは漠然と、人は同じ世界に生きているかのように思っています。多少は違っても、同じ世界に生きているのだから、そんなに違うものではないように思っています。しかし人は一人一人全く違います。一人一人が違う状況に生まれ、違う経験をして育ち、違う世界観を持って、違う世界の中に生きているのです。同じ世界に生きているように見えて、実は全く違う世界に生きているのです。

しかしそれで話は終わりではありません。人はそれぞれの異なる世界の中に住んでいることを深く理解するうちに、全てが違うようにみえて、人は結局みな同じなのだということをやがて見いだすのです。他人の中に自分をみて、また自分の中に他人をみます。植物の中に自分をみて、動物の中に自分をみて、鉱物の中に自分をみるのです。そこにおいて、自分と他という壁が次第に溶解してゆきます。再び全てが一つに融合し繋がってくるのです。これは素晴らしい旅です。

To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a Wild Flower,
Hold Infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour.

一粒の砂の中に世界をみる
一本の野の花の中に天国をみる
つかみなさい 君の手のひらに無限を
ひとときの中に永遠を・・

ウィリアム・ブレイク 「無心のまえぶれ」

ホメオパシーの旅は、そういう旅です。皆さんと共に、この素晴らしい旅をしたい、そう願っています。