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2010年07月 アーカイブ

2010年07月22日

松本丈二先生とのセミナー (1)

いつの間にか、2ヶ月過ぎてしまいました。

この間いろいろなことがありました。
これからは、ホンの数行でも、
ほぼ毎日更新できれば、と思っています。


松本丈二先生との大阪セミナーは、
本当にエキサイティングでした。

松本丈二先生は、
本物の科学者です。

本物の科学者は、
残念ながら、実際にはあまりいらっしゃいません。
自分で科学者だと思っている人の多くは、
残念ながら「科学産業従事者」だと思っています。

科学産業従事者とは、
科学の本当に意味、背景を理解せず、
何となく従来行われてきたことを、
何となく踏襲して、
それが科学だと思い込んでいる人たちのことです。

科学は、本来素晴らしいものです。
自然の驚異を少年少女のように胸躍らせて、
そして実際に手を動かすことです。

未知に対する畏敬の念を忘れず、
慢心を戒め、
常に初心をもって事に対峙することです。


実は、その前の週の金曜日から
セミナーまで、
4日間連続の授業でした。

金曜日はPG(Post Graduate)で、
4年卒業後の研修です。
そして翌日は通常の授業、
その翌日は松本先生による全国中継の授業、
そして、セミナーでした。

実は、4日連続の授業の中で、
私が担当した3日間、
なんと同じ教材をメインに使いました。
これは初めての試みでした。

小林秀雄の「信ずることと考えること」です。

何度聞いても素晴らしい講演です。
私も授業だけで20回は聞いています。
おそらく50回以上は聞いていると思います。

いつ聞いても新鮮です。
とても深い話です。
いつ聞いても、新たな発見があります。

一回聞いて分かるものではありません。
しかし、メインの講演は、
たった1時間で、
ほとんどの方は一度も聞いたことがありません。
しかし、あえて試みてみたのです。

つづく

2010年07月28日

輪嶋東太郎さん、ベーチェチョルさん、平常(たいらじょう)さん、そして一色信彦先生のこと (1)

最近立て続けに、
あの!輪嶋東太郎さんと
3回会いました。

あの!輪嶋東太郎さんといっても、
いきなりは分からない方もいらっしゃると思います。
ベーチェチョルさんのことを、
昨年秋に集中的に書きました。

http://www.hahnemann-academy.com/blog/2009/10/

そう!
あの!輪嶋さんです。
輪嶋さんには、最初にテレビ番組を見て以来、
特別の思いを持っていました。
素晴らしい真っ直ぐで純粋な心、志、
本当に素晴らしい!の一言でした。

しかし、また再会してお話すると、
今までの思いから、
さらにまた次元が違う段階に入ったように感じます。

今までの思いもそれなりに深い思いだったのですが、
その思いは、さらに深く確固としたものになったのです。


まず初日は、とある割烹料理のお店でお話しました。
西麻布の交差点から程近い「あだち」というお店です。
ここは、とても美味しい料理を出してくれます。
この日は、デザイナーの集まりがあって、
とても賑やかな日でした。
輪嶋さんはとても暑がりらしく、
ものすごい勢いで、扇子を使っていました。
それはそれはものすごい勢いでしたので、
それによって、汗が引いていくのと
それによって、かえって汗をかくのと
どっちの力が勝つんだろう、
というくらいの勢いでした。
あまりに暑がりで、
事務所の冷房を最強にするので、
女性たちの顰蹙を買っている、というお話で、
・・・もしかして、「似たもの」かもしれない、と、
私もまったく同じような状況にあることを申し上げると、
一段と親近感がぐっと増したように、感じました・・・


2時間以上いろいろな話に花が咲きました。
輪嶋さんは思いもかけず、
私のことに関心を持ってくださっていました。
私の本「ホメオパシー入門」を以前に献本したのですが、
それを読んでくださっていて、興味をもたれたようでした。
ちょっとだけ数学の話をしますと、
すかさず「その話をぜひもっと聞きたい!」とおっしゃり、
思いもかけず数学の話をすることになりました。

無限、極限、連続の話、
有理数、無理数、虚数、複素数、
という話を、
本当に興味を持って聞いてくださいました。

そして、本当に音楽と同じですね!
そして、最終的にめざすところは同じですね!
という話で大いに盛り上がったのです。


つづく

2010年07月29日

輪嶋東太郎さん、ベーチェチョルさん、平常(たいらじょう)さん、そして一色信彦先生のこと (2)

6月に行われた
ベーチェチョルさんのコンサートのことを
聞いてみました。
6月に来日されて全国でコンサートが行われたのですが、
あいにくどれも日程が合わず、
一度も聞くことが出来なかったのです。

そうすると、輪嶋さんは
一瞬お顔を伏せて、
いっそう静かなトーンでお話を始めました。
あたかも何かまずいことでも起きたかと、
思ったほどでした。
しかし、そうではなかったのです。
それは「嵐の前の静けさ」というか、
とても重要なことを話すときの、
「存在の重さ」を現していたのです。

輪嶋さんは静かにこう言われました。

「今回のべーさんは、
はっきりと一段階上がったと言える
素晴らしい出来栄えでした。
ベーさん自身もそれを実感されて、
自身でおっしゃっていました・・・

人間には、ものすごく伸びる時ってあるじゃないですか。
ぐぐぐーと。
今のべーさんは、正にそうだと思います。
そして、実は、
何とついにオペラまで歌える状態にまで回復してきました。
もちろんまだ昔のように何でも歌えるというわけではありませんが、
ビゼーの「真珠取り」から「耳に残る君の歌声」を
レコーディングすることになったんです!!!」

ブラボーーーーーーーー
びっくりです!
本当に・・・・・

人間とは何とすごいものでしょうか・・・
言葉も出ないくらいです。

ついにオペラまで・・・・・
声がちゃんと出るだけでもすごい状態なのに、
そして、あれだけの深ーい声で、
芸術家の幹がより太くなったことが、
既に信じられないことなのに、
現在の聖歌や歌曲とは比較にならない厳しい条件が要求される、
オペラが歌える声まで取り戻しつつあるとは・・・


つづく

2010年07月30日

輪嶋東太郎さん、ベーチェチョルさん、平常(たいらじょう)さん、そして一色信彦先生のこと (3)

その日は本当に素敵な夜でした。

素晴らしいお話をいくつも聞きました。
中でも、とりわけ心に残ったお話がありました。

一色信彦先生のことです。
一色信彦先生のことについては、
NHKのドキュメンタリーで拝見し、
素晴らしい先生だと思いました。
何て素敵なチャーミングな先生なんだろう!
という印象でした。


べーさんのコンサートの後、
一色先生は、こうおっしゃったそうです。

「ベーチェチョルさんが
現在のあのような状態で、
あのような素晴らしい歌を聞かせてくださっていることは、
本当に奇跡的なことです。
人間の歌声に必要な3つの神経すべてを切断したベーさんが、
再び声楽家として復帰したこと自体、
医学の常識では考えられない奇跡には違いありません。

しかし、べーさんの本当の奇跡は、
もっと大きなもののように思います。
べーさんの演奏会が終わった後、
その歌に触れた私たちの心が、
何かに癒されたように軽やかになっていること、
そのことこそが、
べーさんの歌声の、
本当の奇跡なのではないでしょうか。」

何と素敵な言葉でしょうか!


そしてその後、本当に背筋がゾーとするくらいの
素晴らしいお話を聞きました。

ちょうど1週間前に松本丈二先生とお話した
「科学」に関してのお話です。

手術後初めてレコーディングをした後、
まだ編集前の段階の歌声を一色先生に送ったところ、
すぐにメールが返ってきて、
一色先生は、このように書かれたそうです。

「Incredible! Incredible ! 
本当に信じられません。

科学の最前線にいるということは、
科学では分からないことが、どれだけ巨大なのか、
毎日思い知らされることです。

科学はとうてい芸術に追いつきません。
せめて科学は芸術の邪魔をしないようにしなければなりません

何て素敵なことをおっしゃるのでしょうか・・・
完全にノックアウトされてしまいました。
せめて科学は芸術の邪魔をしてはならない・・・とは・・・

科学は素晴らしいけれども、
芸術には到底追いつけない、
ということは事実ですし、
そういうことはしばしば言われることです。
私もそう思っています。

しかし、私もそこまでは突き詰めて考えておりませんでした・・・
せめて科学は芸術の邪魔をしてはならない! とは。。。。。

まいりました! 本当に。
本当の科学者、本物の科学者の魂に、
また会うことが出来たのです。
本当の意味で科学の最前線にいらっしゃる方にしか
思いつきもできない、衝撃の言葉でした・・・


ありがとうございました。
一色先生。そして輪嶋さん・・・

つづく

2010年07月31日

輪嶋東太郎さん、ベーチェチョルさん、平常(たいらじょう)さん、そして一色信彦先生のこと (4)

ついに、輪嶋さんは、
一色信彦先生のビデオまで作られました。
それも、純粋な医学ビデオです。

医学ビデオを作るのは、
想像以上にお金のかかるものだそうです。
輪嶋さんがおっしゃるには、
輪嶋さんの会社の規模からいえば、
まず無理、というくらいのお金がかかってしまうそうです。
そうすると、普通は、
そんなことは夢物語だ、
ということになってしまうでしょう。


何かを企画するとき、
世間一般的には、
最初の段階から、資金的に可能かどうかを考えます。
当然と言えば当然です。
どんなに素晴らしい企画であっても、
資金がついてこないと、実現はできませんから。

しかし、輪嶋さんは違います。
仕事、企画の始まりは、
資金的可否ではないからです。
それは付帯状況に過ぎません。
解決すべき課題に過ぎません。

そもそもの始まりは、
それを本当にやりたいかどうか、
やるに値するか? ということです。
どこまで本気でそれをやりたいか、
何としてもやり遂げたい、という内的促しがあるのか。
それが始まりです。

どうしてもそれをやりたい、
やらないでいることはできない、
では、どのようにそれを実現するか・・・

そこまでの強い思いは、
その思いに共鳴する力を惹きつけざるを得ません。
そうすると、いつの間にか
有形無形の力が集まり、
ついには実現する。

輪嶋さんは常にそうやって数々の「不可能」を
可能にしてこられました。

一色先生に対する、深い感動、尊敬がまずあって、
一色先生のビデオを何としても作りたい!
という純粋にして熱い熱意がマグマのように噴出し、
そしてついにはその熱いマグマに魅せられた
惹きつけられたさまざまな力が、
次第に集まってきて、
そして、ついには実現する。
素晴らしいことだと思います。

私も微力ながら、
ぜひ力になりたいと思います。


つづく

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