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日本のホメオパシーはどうあるべきか? (2)

このタイトルで書こうと思ったとたん、
朝青龍のことが連日にぎわってしまいました。
いずれ書くかもしれませんが、
朝青龍のことは、ひとまずおいておきましょう。


私は"少々"漫画を読むことがあるのですが、
ずっと昔に読んだ料理漫画の中で、
非常に印象的なシーンがありました。

超一流フランス料理のシェフと、
大手ファミリーレストランチェーンのオーナーの
話だったと思います。

大手ファミリーレストランのオーナーが、
超一流レストランの料理を食べ、
非常に感動しました。
その超一流シェフもまた
ファミレスのオーナーのコメントを聞いて、
びっくり仰天しました。
ファミレスのオーナーなんて、
味もろくに分からない味音痴に違いない、
と思いこんでいたのに、
一流の評論家も遠く及ばないほどの
素晴らしい本質的なコメントの数々。
おまけに誰も見抜けないだろうと思っていた
シェフ独自の料理の秘密を、
いとも簡単に言い当てたのでした。
すっかり意気投合して、
何度も交流するうちに、
超一流シェフとファミレスの
コラボレーションして、
新たな定番料理をを作ろう!
ということになりました。

そして、いよいよ試食の日、
超一流シェフは、
自信満々で料理を出してきました。
シェフ自身が穴場の朝市で見つけてきた
旬の野菜や魚介類を使って、
驚くほど美味しい料理を、
驚くほど安価に作ったのです。
ファミレスのオーナーも、
余りの素晴らしさに感嘆し、
惜しみない讃辞を捧げました。

Bravo !!!!!


しかし・・・
突然厳しい表情に変わり、

「だが・・・これは零点。 
うちでは全く使えませんな!」
と宣言したのです。

顔色を変えて詰め寄る超一流シェフ。
「あなたは、今私の料理を絶賛しましたよね。
『素晴らしい!
こんな値段で
こんな高いクオリティーの料理が作れるなんて、
やっぱり天才だ! すごい!』
そう言ったばかりじゃありませんか!」

「確かに私はそう言いましたよ。
それでもこの料理は私の店では出せませんな。」

「なぜですか?
これだけの素材を、
これだけ安く
これだけ美味しい料理は、
ファミレスにぴったりではないですか!」

「なるほど・・・
あなたは地方の市場で、
他所では出ていないような
安くて美味しい素材を見つけてこられましたな。
そして、素材も素材だけれども、
この素材をこんな素晴らしい料理に仕立てた
あなたの技術は本当に素晴らしい!
本当にそう思います。
しかし、だからこそ使えないのです。

あなたの料理は、
あなたのお店一軒だけで使う素材の量と、
あなたの天才的な腕を前提とした料理になっている。

しかし、私のチェーンでは、
お店がいったい何件あるかご存じですかな。
1000軒以上あります。
毎日毎日ものすごい数の方々がいらっしゃる。
あなたは、地方の市場で、
他では売っていないような
旬の素晴らしい素材を見つけてこられましたが、
その素材を1年間、1000軒以上の店に、
常に安定的して必要量を
毎日毎日供給できますか?

あなたのような専門店は、
その時その時の良い素材を使えば良いが、
ファミレスというのは、
常に安定したメニューで、
安定した味を出していかなければなりません。

また、あなたのお店は、
あなたの超一流の腕で料理を作っている。
しかし、ファミレスで料理を作る人間に
そんな人がいると思いますか?
ほとんどが素人に毛が生えた程度、
まあ素人同然です。
そんな人が、
あなたのあの芸術的な味が出せますかな?
誰でも、すぐに作れるようなものでなければならないのです。

だから、さきほどの料理は、
ファミレスのメニューとしては、零点なのです。」


つづく

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2010年02月23日 18:41に投稿されたエントリーのページです。

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