ずっと昔、今から20年近く前、
私は「接待」でゴルフを教えていたことがありました。
その中で、イメージトレーニングが
いかに大切なものであるのか、
という話をしていました。
上手い人は、上手いイメージを持っている。
下手な人は、下手なイメージを持っている。
ある意味、イメージが全て。
人は、自分のイメージ、
すなわち自分の世界、宇宙の中に生きていて、
それに沿って、さまざまなことをするだけである。
だから、イメージを鍛え、
上手いイメージと自己イメージが一つになること、
自分の中に深く刷り込むことが、
上達の最善の道である、という話をよくしていました。
それは、もちろん私自身の場合も同じなのですが、
私は、ゴルフはある程度できますから、
劇的な違いとしては、分かりにくい。
そこで、それまでやったことのない、
全く初めてのスポーツで試してみることにしました。
全くやったことがなく、
それなりに興味があるスポーツ。
私はスキーをやってみよう!
と思い立ちました。
そこで、早速スキーのレッスンビデオを買ってきて、
何度も見始めました。
何度も何度も何度も何度も・・・
見ていると、
雪は滑る、ということが、
イメージとして分かってきます。
滑るから、後に倒れてしまう。
だから、前傾が必要だ、
ということが次第にイメージとして
強く刷り込まれてきます。
そのうち、お手本に合わせて、
そのイメージを壊さない程度に
体を少しずつ動かし始めました。
止まる時、右に曲がる時、左に曲がるとき、
その時の膝の動き、体の向き、
全てがイメージとして、
セットとして刷り込まれてきます。
このイメージトレーニングをどれくらい繰り返したでしょうか。
60回くらい(トータル120時間)繰り返して、
生まれて初めてスキーに行きました。
すると、いきなり滑ることができたのです。
そして、数十分後には、
当時3歳だった次女をダッコして
滑っていました。
その日は一度も転びませんでした。
転ぶイメージがなかったからです。
ビデオでは、当然ながら
上手な人の映像しか出てきません。
上手なイメージしかありませんから、
「転ぶことはできない」のです。
(もちろんその後、転んだことは何度もあります。
必ずしもイメージが無くても、
転ぶことはできました。
・・・ふふふ
これについては、またどこかで書きます)
その後、とんとん拍子で上達し、
4回目にスキーに行った時に
スキーインストラクターのレッスンを受けたのですが、
かなり滑り込んでいますね。
何年くらい滑っていますか?
中級くらいですね、
と言われました。
まだ始めて今日が4回目だ、と言うと、
信じられない! という感じでした。
もうそれなりにパラレルで滑ることができましたし、
フォームにも癖が無く、とても上手だ、
素質がある、と言われました。
ゴルフでは、あれほど牛歩の歩みで、
あらゆる失敗を繰り返したのに、
スキーでは、まるで「天才」のように、
すいすい上達していったのです。
10回くらい通った時でした。
私が滑るのを見ていた次女から、
「パパ、スキーを教えて!」
と頼まれました。
その時、まったく思いもよらないことが起こったのです。
つづく。