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後藤修先生のこと また学校のこと (4)

明けましておめでとうございます。

今年は、きっと良い年になるのではないか、
という予感でいっぱいです。


ミックも風邪を引いているようですが、
私も年末からずっと風邪を引いておりました。

いつもは、二年か三年に一回くらい、
温泉気分で、意図的に存分に風邪を引くのですが、
今回は、ちょっと勝手が違いました。
まったく「不用意に」風邪を引いてしまったのです。

おかげで、いつもと違い、
年末年始、
実に二週間以上も無気力になって、
ベッドに横たわっておりました。


風邪の意味するところ、その本質は、「浄化」です。
さまざまな事情による「仮のバランス」がほどけ、
まず渾沌に戻り、
そしてそこから全てが再定義されて、
新しい秩序が始まる旅です。

またこれについては、ゆっくりと書きたいと思います。


後藤修先生のことを、以前にお書きしました。
世界最高峰のゴルフコーチです。
私が今まで実際にお会いした方の中では、
最大級、最高級の天才です。
もしかすると、タイガーウッズ以上の天才です。
・・・これは本当です。

さて、後藤先生は、
もともと「超一流」のプロしか教えませんでした。
例えば、ジャンボ尾崎と中島常幸です。


後藤先生は、ジャンボや中島を復活させた後、
彼らとはさまざまな理由から決別しました。
決別の理由は、ここではおいておきましょう。

ともかく、彼らのような超一流プロと決別した後、
紆余曲折あって、
「超一流プロを目指す者たち」・・・
まあ簡単に言えば、
プロ以前の研修生たちを中心に
教えることになりました。

最初は、本当に失意の連続だったと言います。
無理もありません。
超一流のプロを教えるのではなく、
未だプロですらない、
研修生を主に教えるのですから。

その志はともかく、
新しい生徒たちは、
その全てにおいて、
ジャンボや中島とは
「月とすっぽん」
比べものになりません。

ジャンボや中島は、
太陽の如し。
奇跡といっても過言ではないような逸材です。
それに比べれば、
新しい生徒たちは、
まあ一般の、普通の人たちです。
素質も、努力も、ガッツも、全く比較になりません。


しかし、そのうち、本当に面白いことに気がつきました。

超一流プロの欠点というか、
彼らの改善点が、
それまで以上に、
はっきり、くっきりと分かるようになった、
と言うのです。

超一流プロの場合は、
どんなに欠点があっても、
トータルでレベルが非常に高いので、
その欠点が非常に見えにくい。

普通の人の場合には、
超一流プロとは比べものにならないくらい、
これでもか、これでもか、
というくらい、
その欠点は、はっきり、くっきり分かります。

そして、ここが大事なことなのですが、
超一流プロと、普通の人とは、
全く違う次元の欠点を持っているように
思いがちだけれども、
実は超一流プロも、
普通の人と全く同じ種類の欠点を持っている。
ただそれが非常に洗練され、磨かれているので、
非常に見えにくかっただけである、

と言うのです。

しかし、普通の人を教えていると、
あたかも超一流プロの欠点を、
拡大鏡のように、
はっきり、くっきりと現してくれている。

超一流を教え続けていないと、
コーチとしての技量が落ちるように
昔は考えていたけれども、
実際は、全く逆であった。
今は以前よりも、コーチとしての技量は
むしろぐっと上がっている。

これは、全く思いもしない、
素晴らしい「副作用」であった、と言われます。

つづく

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2009年01月15日 12:09に投稿されたエントリーのページです。

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