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学校 (3)  再び後藤修先生のこと、、アダムのこと、フランスの教育のこと

前回、最高級の包丁は、
熱した後、水で急冷する。
すると3分の1しか生き残らないけれど、
生き残った包丁は最高である。
という話を書きました。

そうすると思い出す話がいくつも出てきました。


一つめは、Adam Martanda の言葉です。
Adam のことは、以前に6月2日のブログの中に書きました。

http://www.hahnemann-academy.com/blog/2008/06/

そこには書きませんでしたが、彼はこうも言っておりました。


君も分かっていると思うが、
何とかものになるのは、せいぜい3分の1だよ。
その中でも、本当に良いホメオパスになるのは、
残念ながら全体の1割しかいない。

私はある時から、その1割の人のみを想定した授業をしてきた。
ホメオパスの使命は、
クライアントの役に立つ、ということ以外にはないから、
本当にクライアントに役に立つ人材を育てるしかない。
だから、実は他の9割の生徒は、
私が想定する対象から外してきたんだ。
だから、9割の人からは随分恨まれたと思う。
自分たちの存在を無視された、という感じがしたと思う。

しかし、本物を育てるにはそれしかない、
私はそう思った。
他の方法もあるのかもしれないが、
私にできることはそれ以外はなかった。
だから、私には悔いはない。

実は、反面教師がいるんだ。
ある学校は、生徒と教師がすごく良い関係で、
素晴らしい「学校運営」をしているんだ。
でも、その学校の卒業生は、
全く使い物にならないことで有名なんだ。
クライアントに対して、ちっとも力にならない。
ホメオパシーの本質を追究する厳しさが全くない。
学校全体が「仲良し倶楽部」みたいになっていて、
「ぬるま湯」のような馴れ合いの学校なんだ。
言ってみれば、9割の人を対象にしているために、
肝心の1割の人を駄目にしている学校だ。
だから私は1割の人を対象にしてきた。


でも君は違うはずだ。
1割の人に対しても、9割の人に対しても、
何らか本質的なことを植え付けることができるはずだ。
本質を追究しながら、
全員をあるところまでには導くことを目指して欲しい。

もちろん全員を「満足」させることはできないだろう。
それはミッシャもできない。
人それぞれだから、それぞれ求めるものが違う。
それでも、全員に対して本質を植え付けることはできるはずだ。
君はそれを目指して欲しい。


このことは、ずっと宿題のように私の心の中に残っておりました。


つづく

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コメント (2)

治部:

この学校に求めるものがそれぞれ違うのか。

 この学校の理念をしっかり打ち出しておけば、それを求める方が集まってくるのではないですか。

 この日本の社会でこれだけの授業料を払ってでも学ぼうという意欲のある人たちですから、覚悟はできていることでしょう。

 厳しさが必要なら、そのことを伝えておき、その後どう解釈してどう成長していくかは、本人にまかせる。

 そして、その人はいつか自分で道を開くことができると信じる。

 子育てと同じでは。

 きっと、1割の人を対象にしてきた授業をした先生の生徒も、それなりに成長できたのではないでしょうか。

 そして、ある程度のレベルまで導くことができたのかどうかという評価は、たった4年で出るものでしょうか。

 大事なことは生徒たちを信じること。

 残りの9割の人をあきらめる・切り捨てるのではなく、1割の人向けの授業に実はついて来れていると信じる、いつか追いつくと信じているそんな姿勢・気持ちが生徒を動かすのではないでしょうか。

 そこでわからなければ質問が出てくるでしょう。

 授業でみんなが分かってしまうレベルだったら、質問も出て来ないのでは。

 ただ、生徒みんなに配慮しているのだという気持ちをお持ちだという風に受け取りました。

 そうであれば、やっぱりこの学校でよかった。間違いない、とそう思いました。

 大変でしょうけど、みんなの能力を信じていることを時折伝えてださると、自分にもいつか本当の仕事ができると信じ、不安に思うより勉学にいそしむことに専念できます♪

永松:

治部さん、とても嬉しいコメントでした。


「学校の理念をしっかり打ち出せば、それを求める方が集まってくる。」

その通りですね。これからもそうしていきたいと思います。


「ある程度のレベルまで導くことができたかの評価はたった4年で出るのか?」

アダム先生は、おそらく10年から20年のスパンで見ていたと思います。


「大事なことは生徒たちを信じること」

その通りだと思います。
皆さんを信じていることが、よりストレートに伝わっていくようにしたいと思います。
これからのHPの更新も、楽しみにしてください。

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2008年12月27日 07:56に投稿されたエントリーのページです。

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