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帯津良一先生のこと (1)

私がホメオパシーを日本で始めて、
お世話になった先生の中で、
最もお世話になったお一人が、帯津良一先生です。

帯津先生は、日本ホリスティック医学協会の会長をはじめ、
いろいろな会のお世話をされていらっしゃいます。

帯津先生に初めてお会いしたのは、
12年前くらいに川越の病院を訪ねた時でした。
当時、帯津先生は、audit というシステムに関心を持っていらっしゃいました。

帯津先生が前の年に英国にいらっしゃった時に、
ロイヤルホメオパシー病院を訪問された際に、
audit というシステムがあることをお聞きされたとのことでした。


このシステムは、患者さんの治療後の状態を、
一般的な「客観的」な検査数値で計るのではなく、
患者さんの主観的な感覚で計る、というものでした。

ロイヤルホメオパシー病院が、このaudit を取り入れている、
ということを聞いて、
「これは面白い!」とお感じになられたようです。
このaudit というシステムは、
医療の本質を考えると、
本当は当たり前のシステムですが、
主観的な物差しは、信頼性に欠ける、
という旧態依然の頑迷な考えで、
全くと言ってよいくらい、取り入れられていません。

これを、病院でシステムとしてルーティーンで行っているというのは、
確かに画期的なことで、
帯津先生が、audit にご興味を持たれたのは、
素晴らしいことだと思いました。

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その時、いくつかの質問もさせていただきました。
一つは、日本では保健医療と自由診療を混在させてはならない、と
聞いていたので、
自由診療を広く取り入れていらっしゃる帯津先生のところでは、
どのようにされていらっしゃるのか、
をお聞きしました。


そのお答えは、次のようなものでした。

患者さんのことを真剣に考えると、 保険医療とそうでない医療とが、 どうしても混在せざるをえない時がある。

県や国の役人もバカではないので、
ちゃんと患者さんのことを真剣に考えてこのようになっている、
と説明すると、ちゃんと分かってくれます。

とおっしゃっていたのを、思い出します。


何か、とても清々しい「勇気」を感じました。
約1時間くらいお話をしたのですが、
何だかとても良い人に会ったなあ、という思いに満たされました。
日本の医師の方の中には、
こんな方もいらっしゃるんだ、という感動がありました。


その時から、今日まで帯津先生について一貫して感じるのは、
「清々しい勇気」を含めた心の大きさ、おおらかさ、寛大さ、
また真剣さ、正直さ、です。


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その次のご縁が、「気の医学会」の合宿でした。
「気の医学会」は、気に関心がある医師を中心とした集まりです。
毎年、合宿を行っていて、ちょうどその年のテーマが、
ホメオパシーになった、ということで、
ちょうど、他のことで私が帯津先生にファックスをお出しした時に、
折り返し、講師の依頼をいただいたのでした。


夏の盛りでした。
池袋のホテルの会場で、二日間講義をしました。
30人くらいの方々にいらしていただきましたが、
皆さん、とても熱心に聞いてくださいました。

帯津先生は、それまではホメオパシーそのものには
余り興味がなかったそうなのですが、
レメディーとは、物質を「霊魂化」するものである、
というところを聞かれてから、急に興味が出てこられたようで、
身を乗り出して聞いていらっしゃいました。

その時から、いろいろ親しくお話するようになり、
私が日本にいる時に、
帯津三敬病院で、
毎週1日、ホメオパシーで患者さんを診るようになったのです。

これは、今思い返しても、本当に大きなことでした。


つづく

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2008年07月30日 09:42に投稿されたエントリーのページです。

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