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ロアジーナ (4)

今週の7日、8日は、
ロアジーナで素晴らしいパーティーがありました。
『体で感じる自然派ワインと自然農法の野菜の夕べ』です。


この日のまず第一の主役は、「自然」でした。
自然派ワインと自然農法という言葉は、
案外耳慣れない方たちもいらっしゃるのではないでしょうか。
「オーガニックワイン」「有機ワイン」、
「オーガニック農法」「有機農法」、
という名前の方がなじみがあるかもしれません。

簡単に言うと、自然派ワインはオーガニックであることを含みます。
オーガニックには、ピンからキリまでありますが、
ありがちなオーガニックは、
オーガニックの根底を理解せず、
オーガニックが流行っているので
オーガニックを標榜すれば儲かりそうだ、というだけで
「なーんちゃってオーガニック」をやっている場合です。
肥料に有機肥料も入れるだけ。
法的には
大事なところ、本当に手がかかるところを全てはしょっているので、
本道からすれば、「インチキオーガニック」です。


有機農業については、通常はこのような定義がされています。
Wikipedia によると、

有機農業(ゆうきのうぎょう、Organic farming、Organic agriculture)とは、 自然環境や生態系と調和した形で実践されることを目ざした農業の一形態。 有機農法、有機栽培、オーガニック農法などとも呼ばれる。

[編集] 概説
20世紀の農業は、人工的に化学合成された化学肥料や
化学合成農薬などの化学物質を様々な目的で使用することを進めることで
その生産力を大きく拡大させた。

日本では、1961年に農業基本法が制定され、
化学肥料や化学合成農薬の使用、
作業の機械化が大きく推進されてきた。
しかし、一方で農薬による薬害や公害を生むことが明らかになり、
70年代にもDDTなどの毒性の強い農薬が規制されてきた。
これらの農薬には分解されにくいものがあり、
環境や人体への蓄積も懸念される。
また本来の生態系を破壊することで、
新たな害虫の発生や
天敵による害虫抑止力の喪失などの
弊害を招くことも明らかとなった。
化学肥料についても、直接的な効果は絶大であるが、
土質の悪化や土壌の生態系の破壊をもたらし、
長期的にはその土地の生産力の低下や
土壌の流出の原因になるとも言われるようになった。

本来の有機農業の理念としては基本的にこれで良いと思いますが、
その理念を具体化したはずのJAS規格はどうなっているのか、
これが問題です。


有機JAS規格
有機JAS規格では、以下のような天然に存在する物質の使用が
許可されている
(有機農産物の日本農林規格 制定:平成12年1月20日-
農林水産省告示第59号、
最終改正:平成18年10月27日-農林水産省告示第1463号[3])。

有機肥料の他に様々な無機肥料が認められる。
それらは草木灰、炭酸カルシウム(苦土炭酸カルシウムを含む。)、
塩化加里、硫酸加里、硫酸加里苦土、天然りん鉱石、硫酸苦土、
水酸化苦土、石こう、硫黄、生石灰(苦土生石灰を含む。)、消石灰、
微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン及び塩素)、
岩石を粉砕したもの、塩基性スラグ、鉱さいけい酸質肥料、
よう成りん肥、塩化ナトリウム、リン酸アルミニウムカルシウム、
塩化カルシウム、などであり、
有機肥料しか有機農業に用いられていないということは誤解である。

使用条件のついているものもあるが、
使用可能な農薬は除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、
マシン油エアゾル、マシン油乳剤、
大豆レシチン・マシン油乳デンプン水和剤、
脂肪酸グリセリド乳剤、メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、
硫黄粉剤、硫黄・銅水和剤、水和硫黄剤、
硫黄・大豆レシチン水和剤、石灰硫黄合剤、
シイタケ菌糸体抽出物液剤、炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹、
炭酸水素ナトリウム・銅水和剤、銅水和剤、銅粉剤、硫酸銅、
生石灰、天敵等生物農薬、性フェロモン剤、クロレラ抽出物液剤、
混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、二酸化炭素剤、
ケイソウ土粉剤、食酢の30種類である。


びっくりしませんか?
どんなに有機農業という理念が立派でも、
その具体的な規格であるJAS規格が、
こんなにもいい加減なものだったら、
良心的な有機農業が健全に伸びる土壌は損なわれ、
「インチキオーガニック」「なーんちゃんてオーガニック」
がはびこるのも無理はありません。

ちょうど、ホメオパシーレメディーを使いさえすればホメオパシーであるような、
「なーんちゃってホメオパス」がはびこるのと同じです。

つづく

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2008年07月12日 10:25に投稿されたエントリーのページです。

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