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2008年07月 アーカイブ

2008年07月03日

後藤修さんのこと (4)

その日以降、後藤修さんのところへ日参しました。

朝から夜までのさまざまな練習を見学し、
夜は後藤修さんに深更までお話を聞く日々でした。

その練習の目的と内容、
またその時々で後藤修さんから出てくる言葉の数々は、
今まで全く考えたことすらもないレベルのものでした。
これがゴルフだとしたら、
私が今までやったり、
教えたりしていたゴルフは、
いったい何だったのだろう、
と思うような、
全く違うレベルのゴルフがそこにはありました。

その内容は、単なるゴルフだけではなく、
普遍的で、全てに通じる話ばかりでした。


ある時に練習を見ていると、
後藤さんから出てくる言葉の一つ一つが、
「金粉」になって空中を浮遊しているように見えました。
ゴルフの具体的な話は止めますが、
それほど次元が高いものでした。

ゴルフの話に留まらない話を一つだけご紹介しましょう。
ある夜、こんな話がありました。


練習をちゃんとしている時は、
決して爆発的なスコアは出てこない。
練習を止めてしばらくすると、
突然爆発的なスコアが出たりする。

練習に明け暮れていたときには分からなかったが、
今になってようやくゴルフの神髄が分かったような感覚がする。
追い求めていた感覚が手に入ったような感じがして、
その感覚さえあれば、もう一生大丈夫なような感覚がする。


しかし、間もなく、突然、ガタガタになり、
そこからもう脱出できなくなる。
あれほど、神髄、コツが分かったと思っていた感覚は、
どこかに消し去られて、全く戻ってこない。


「ぶち独楽」というコマがある。
回っているコマにムチを打って、
コマを回し続ける遊びである。

このコマにムチを当て続けていると、
コマはその都度ぐらぐらと揺れる。
ムチを当てるのを止めると、一瞬
コマは全く揺らがずシューンと静かに回る。
中心軸が全くぶれない、見事な回転になる。

しかし、ほどなくすると、
突然グラッとなる。
一回グラッとなると、どんどん大きく揺れて、
そして倒れてしまう。

練習というのは、ムチを当てるのと同じである。
練習をし続けると、絶えずムチを当て続けるので、
表面的現象としては、爆発的なスコアはでてこない。


練習を止めると、表面的現象としては、
急に爆発的なスコアが出たりする。
コマがシューンとなるように
素晴らしくなるように見える。

表面上は良いように見えるが、
実は練習を止めた瞬間に内部は腐ってくる。
果実が腐る前の一瞬が一番おいしいように、
その時期の数ヶ月だけバカに調子が良い。

そして、腐敗が突然顔を出し、
どうにもならない状態になるのだ。と

この話は10年以上前に聴いたお話ですが、
時々生徒や患者さんにお話しています。

2008年07月04日

ロアジーナ (3)

新生ロアジーナがプレオープンして、一ヶ月半になりました。

いよいよ7月17日に、
本格的なグランドオープンを致します。

レストランはもちろん素晴らしいのですが、
ホメオパシーサロンは「世界初」ですから、
手探り状態で始めました。

この間の経験を踏まえ、新しいシステムで
グランドオープンを迎えます。

細かいところを最終的に調整をしますので、
発表はグランドオープンの時になりますが、
より魅力あるサロンになると思います。

そして、17日には、
ハーネマン・アカデミー/日本ホメオパシー振興会主催の、
記念立食パーティーを行います。
卒業生、生徒さん、患者さんなど、
直接的に縁がある方たちを主な対象にしていますが、
一般の方も、もちろん大歓迎です。
この日は、普段なかなか会えない人にも会えたり、
楽しい一日になると思います。

会費は飲み物もついて、何と3千円!
通常は5~6千円は優にかかる内容です。
人数は一応20人、マックス25人から30人ですので、
お早めにお申し込み下さい。
お申し込みは、ロアジーナに直接お申し込み下さい。

03-5785-2833


さて、昨日は、「ホメオパシー的歯科」の小泉さんに来て頂きました。
小泉さんは、現在ハーネマン・アカデミー4年に在学中ですが、
ホメオパシー的歯科として開業され、
患者さんから「猛烈に」喜ばれています。

私も家族もみんなお世話になっていますが、
その総合力は大したものです。

http://www.yokohamahealing.com/index.html

その小泉さんが、グランドオープンから、
月に二回、第一と第三木曜日の午後に、
ロアジーナで患者さんを診てくれることになりました。


サロンで歯科? と驚かれるかもしれません。
歯科治療には当然あの歯科医の設備が必要だと思われるでしょう。
確かにそうです。

ロアジーナには、携帯用の歯科器具はあるのですが、
通常の歯科設備があるわけではありませんから、
あらゆることが出来るわけではありません。
出来る範囲は自ずと限られています。

しかし!!!
それでも出来ることは、ものすごく大きくあります。

ロアジーナでするのは、主に「調整」です。
歯は、動く関節です。
よくあるイメージのように、
固定的な動かないものではありません。

歯には心身の歪みの一切が表現をされます。
心身はさまざまな重層構造になっています。
歯が第一原因の場合もあれば、
頭蓋や仙骨が第一で、
それが二次的に歯に表現されている場合もあります。
また、二次的だけではなく、
三次的、四次的な場合もあったり、
さまざまです。

他にもバイパスがあったり、
人それぞれ心身の構造は、さまざまです。
その一人一人の構造を、見極めて、
どこから入っていくかを決めるのです。


昨日は、写真撮影もあってロアジーナに来ていただきました。
そこで、患者さん役になったのが、
ハーネマン・アカデミーの4年生の沼田さん。
7月から振興会のスタッフとして、
ロアジーナで働き始めました。
いつも笑顔の素敵な女性です。
その沼田さんに、ホメオパシー的歯科を経験してもらいました。


昨日は、打ち合わせがあったので、
最初からは見れなかったのですが、
行ったときには、沼田さんの歯をよく見ながら、
歯の一部にさっと磨きをかける程度の「削り」を入れていました。
「削り」といっても、正にさっと磨く程度です。
そして、その後で沼田さんは腰に手をやって、背中を反らしていました。
すると、あ! 痛くない! あ!


沼田さんも、また広報担当の木須さんも、
え! と眼を丸くしていました。

そして、もう一つ、顎関節症がある、ということで、
ちょっとした調整を行いました。
この日はベッドがないので、立ったままでしたが、
5分か10分くらいでしょうか。
顎を開けた沼田さんは、
再び あ!!! という感じ。
ど、ど、どうして? という不思議な感覚の中、
心地よさに包まれていたのでした。

このレポートは、近々HP上にアップされると思いますので、
楽しみにしてください。

そして、沼田さんの顔を見ると、
心なしか、「美人度」がアップされているように感じました。

そう! ホメオパシー的歯科は、「美人度アップ」にも役立ちます。
心身の調和が成された結果として、心身が自然に美しくなる。


と、ここまで書いた文章を読み直すと、
とても「宣伝くさい」のですが、
内容は、正真正銘ホントです。


気になる治療費ですが、
小泉さんのヨコハマヒーリングデンタルでの治療費は、
初診3万円(2時間程度)、再診2万円(1時間適度)です。

ロアジーナでは、初診も再診も2万円で45分です。
これを安いとみるか、高いとみるか、ですが、
私は極めて安いと思います。
普通の歯科治療が、劣悪な割に、
途方もなく高いものが多いです。


木須さんが、そのマジックのような治療を見て、
これと同じことが、普通の歯医者さんにもできるんですか?
と小泉さんに聞いていました。
確かにそう聞いてみたくなりますね。

答えはもちろん NO! です。
こんなことは、大学では一切学びません。
大学では、「腕の悪い大工仕事」のようなことしか学びません。

小泉さんは、さまざまなことを勉強してきました。

ツボ療法(東洋医学)
ホメオパシー
フラワーエッセンス
かみあわせ治療
歯科材料の改善
バイオレゾナンス・セラピー
CBS(クリニカル・バイオホログラフィック・システム)
クレニオセイクラル・セラピー
デトックス治療


これらを統合して、患者さん一人一人に合わせた治療をしています。
ぜひ、経験してみてください。

それでは、17日にロアジーナでお会いしましょう。

2008年07月12日

ロアジーナ (4)

今週の7日、8日は、
ロアジーナで素晴らしいパーティーがありました。
『体で感じる自然派ワインと自然農法の野菜の夕べ』です。


この日のまず第一の主役は、「自然」でした。
自然派ワインと自然農法という言葉は、
案外耳慣れない方たちもいらっしゃるのではないでしょうか。
「オーガニックワイン」「有機ワイン」、
「オーガニック農法」「有機農法」、
という名前の方がなじみがあるかもしれません。

簡単に言うと、自然派ワインはオーガニックであることを含みます。
オーガニックには、ピンからキリまでありますが、
ありがちなオーガニックは、
オーガニックの根底を理解せず、
オーガニックが流行っているので
オーガニックを標榜すれば儲かりそうだ、というだけで
「なーんちゃってオーガニック」をやっている場合です。
肥料に有機肥料も入れるだけ。
法的には
大事なところ、本当に手がかかるところを全てはしょっているので、
本道からすれば、「インチキオーガニック」です。


有機農業については、通常はこのような定義がされています。
Wikipedia によると、

有機農業(ゆうきのうぎょう、Organic farming、Organic agriculture)とは、 自然環境や生態系と調和した形で実践されることを目ざした農業の一形態。 有機農法、有機栽培、オーガニック農法などとも呼ばれる。

[編集] 概説
20世紀の農業は、人工的に化学合成された化学肥料や
化学合成農薬などの化学物質を様々な目的で使用することを進めることで
その生産力を大きく拡大させた。

日本では、1961年に農業基本法が制定され、
化学肥料や化学合成農薬の使用、
作業の機械化が大きく推進されてきた。
しかし、一方で農薬による薬害や公害を生むことが明らかになり、
70年代にもDDTなどの毒性の強い農薬が規制されてきた。
これらの農薬には分解されにくいものがあり、
環境や人体への蓄積も懸念される。
また本来の生態系を破壊することで、
新たな害虫の発生や
天敵による害虫抑止力の喪失などの
弊害を招くことも明らかとなった。
化学肥料についても、直接的な効果は絶大であるが、
土質の悪化や土壌の生態系の破壊をもたらし、
長期的にはその土地の生産力の低下や
土壌の流出の原因になるとも言われるようになった。

本来の有機農業の理念としては基本的にこれで良いと思いますが、
その理念を具体化したはずのJAS規格はどうなっているのか、
これが問題です。


有機JAS規格
有機JAS規格では、以下のような天然に存在する物質の使用が
許可されている
(有機農産物の日本農林規格 制定:平成12年1月20日-
農林水産省告示第59号、
最終改正:平成18年10月27日-農林水産省告示第1463号[3])。

有機肥料の他に様々な無機肥料が認められる。
それらは草木灰、炭酸カルシウム(苦土炭酸カルシウムを含む。)、
塩化加里、硫酸加里、硫酸加里苦土、天然りん鉱石、硫酸苦土、
水酸化苦土、石こう、硫黄、生石灰(苦土生石灰を含む。)、消石灰、
微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン及び塩素)、
岩石を粉砕したもの、塩基性スラグ、鉱さいけい酸質肥料、
よう成りん肥、塩化ナトリウム、リン酸アルミニウムカルシウム、
塩化カルシウム、などであり、
有機肥料しか有機農業に用いられていないということは誤解である。

使用条件のついているものもあるが、
使用可能な農薬は除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、
マシン油エアゾル、マシン油乳剤、
大豆レシチン・マシン油乳デンプン水和剤、
脂肪酸グリセリド乳剤、メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、
硫黄粉剤、硫黄・銅水和剤、水和硫黄剤、
硫黄・大豆レシチン水和剤、石灰硫黄合剤、
シイタケ菌糸体抽出物液剤、炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹、
炭酸水素ナトリウム・銅水和剤、銅水和剤、銅粉剤、硫酸銅、
生石灰、天敵等生物農薬、性フェロモン剤、クロレラ抽出物液剤、
混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、二酸化炭素剤、
ケイソウ土粉剤、食酢の30種類である。


びっくりしませんか?
どんなに有機農業という理念が立派でも、
その具体的な規格であるJAS規格が、
こんなにもいい加減なものだったら、
良心的な有機農業が健全に伸びる土壌は損なわれ、
「インチキオーガニック」「なーんちゃんてオーガニック」
がはびこるのも無理はありません。

ちょうど、ホメオパシーレメディーを使いさえすればホメオパシーであるような、
「なーんちゃってホメオパス」がはびこるのと同じです。

つづく

2008年07月14日

ロアジーナ (5)

自然派と有機とは、本来同じことであるはずなのですが、
あえて言えば、自然派は、有機、オーガニックであることを含みますが、
有機であることは、必ずしも自然であるとは限りません。


この日に供された、ワインも野菜も、素晴らしいものでした。
ワインは飲めば飲むほど気持ちが高揚し、
口も頭もなめらかになりますが、
気分の悪い酔いは全くありません。
おなじみの頭痛や二日酔いも全くありません。

そして、工藤さんの素晴らしい野菜も、
食べれば食べるほど食欲をそそり、
自分自身が美しく、健康になっていく実感が湧いてくるような、
大地の恵みをそのまま頂いているような、
そういう充実感に満たされた野菜でした。

そして、ワインも野菜も素晴らしかったのですが、
もう一つの主役は、その日の参加者の方々でした。

この日は何かマジックがかかったような一日でした。
参加者の方々は、何かを持った方々ばかり。
お話をすればするほど、何かの「有機的連関」が生まれ、
パーティーとは本来こういうものだったのだ、
と思わせるような、素晴らしい何か、がそこにはありました。

本当に感銘を受けた一晩でした。


この17日にも、グランドオープンを記念して、
ささやかなパーティーを致します。
生徒の方、ホメオパシーにご興味を持って頂いた方、
また日頃お世話になっている方、
いろいろな方が集います。

楽しみにしています。


また、24日には、初心者の方から具体的な相談まで含めて、
ホメオパシーセミナーをロアジーナで行います。
16時から18時までが入門の話。

19時から21時半頃まで、食事をしながら
ホメオパシーについてのさまざまなお話をします。

ぜひおいで下さい。

2008年07月15日

ハーネマン・アカデミーが目指すホメオパシーとは? (1)

今まで、よく「ハーネマン・アカデミーの特徴は何でしょうか?」
というご質問を受けました。

また、ハーネマン・アカデミーのホメオパシーはどんなホメオパシーでしょうか?
クラシカルなのですか? プラクティカルなのですか? というご質問も受けました。

このご質問には、明確な答えはあるのですが、
その答えは、「ハーネマン・アカデミーが目指すのはOOOです。」
「ハーネマン・アカデミーはクラシカルです」
という単純な答えではないのが困ったところです。

それを学生のMickが、ブログの中でとてもうまく表現してくれました。
http://www.hahnemann-academy.com/student-blog/2008/06/

(Mickは、最近 Kim Elia 先生から Mick Jaguar という名前を付けられました。
また別の生徒からは、「ミックジャガー」ならぬ、
「にくじゃが」という名前でも呼ばれています。)

その中で、6月28日のブログを引用します。


何を学んでいるのか
学長とお話をさせていただくと
この学校で何を学んでいるのか
ということの深い理解に至ることができます

これは今の僕の目から見た意見にすぎないかもしれませんが
学長の姿勢は(語弊を恐れずに言えば)
来る者拒まず、去る者追わず
という風に見受けられます
まさに水の如し
常に他人の個性と自由を尊重しているという感じです

もちろん授業において
ホメオパシーの基本的理解については
明確に方向性が指し示されていますが
(ここはなかなか表現の難しいところなのですが)
とにかくそういった授業内容全てが
「強制的」な空気を持っていません

それぞれの人間がそれぞれの理解しやすい形やペースで
理解を深めていくようにできている
…とでもいいますか
そういう真に「自由」な空気に溢れています

最終的には一人で立つのだということ
いや、最初から?
自分自身がこのホメオパシーという
素晴らしいマテリアルを人生において
どのように活用していくのか
ということを
考えながら勉強していくことが必要なのだ
そんな風に感じます

組織の一員として何かの関係を求められたりはしていない
また何かいわゆる教科書通りの答えを求められているわけでもない
どこまでも自分事として捉えること
自分自身と向き合うこと
自分自身が学び、経験し、自分自身の理解を獲得すること
それに集中できる環境を用意してくれている
これは驚くべきこと
本当に貴重なこと
そして実に素晴らしいことだと思います

ハーネマン・アカデミーの本質と特徴を見事に表現してくれました。


ハーネマン・アカデミーのホメオパシーは、
「クラシカル」や「プラクティカル」という名前は必要ありません。
そこには、「ホメオパシー本来」の「普遍的なホメオパシー」があるだけです。

では、「ホメオパシー本来」「普遍的なホメオパシー」とは何でしょうか?


本来の普遍的なホメオパシーとは、こういうホメオパシーです。


 ◎ どのような時代、状況にも通用する普遍的なホメオパシー
 ◎ 現代のあらゆる状況に正しく適応するホメオパシー

ホメオパシーは、人間の普遍的な真実に基づいています。
ハーネマン・アカデミーは、
人間の「普遍的な真実」に立脚しながら、
現代に即した「現代のホメオパシー」を実現します。

普遍的であるとは、「カビが生えた不変」ではありません。
普遍的とは、どのような「今」「現在」においても通用する、
とびっきり新鮮で生きの良いホメオパシーです。

確かに人間は、時代とともに変わっていきます。
30年前と今とは違いますし、
もちろん100年前、300年前、1000年前、2000年前とは全く違っています。
しかしまた同時に、人間はある意味、
昔から全く変わっていないとも言えます。
だからこそ、数百年前、数千年前の古典や物語に心打たれたり、
胸を躍らせたりするのです。

「クラシカル」という名前は、
単にハーネマンの時代に行われたものを
そのまま踏襲するという誤ったイメージを持つ人もいます。


また、「プラクティカル」という名前ですが、
ホメオパシーは、理論と実際が一つになっているものなので、
プラクティカルという名前そのものが必要ありません。
わざわざプラクティカルという名前をつけると、
まるでそれ以外のホメオパシーが実践的でないような、
全く間違った誤解を与えてしまいます。

もし、本気で「プラクティカル」ということを追求するならば、
いわゆる「プラクティカルホメオパシー」は、
本当に「プラクティカル」なのでしょうか?


本当のプラクティカルとは、「ありのままの実際に基づいていること」です。
ありのままの実際に基づいているからこそ、
それが実際に「役に立つ」のです。

「プラクティカル」という意味は、
辞書で引きますと、


prac・ti・cal /
#a (opp. impractical)
1a 実地の, 実際的な (opp. theoretical), 実行上の, 実施上の (opp. abstract); 実際に役立つ, 実用的な, 応用的な, 役に立つ; 実際の活動向きの;
・practical knowledge 実地から得た知識.
・practical experience 実地の経験.
・practical English 実用英語.
b 実地を踏んだ, 経験に富んだ, 経験的な; 事務的な, 散文的な; [derog] 実利しか考えない.
・a practical teacher 老練な教師.
・a practical mind [man] 実際家.
2 実質的な, 事実上の.
・Our success was a practical failure. 実質的には失敗であった.
・with practical unanimity ほとんど満場一致で.
・a practical certainty まず確かなこと.
for (all) practical purposes 《理論は別として》実際的には.
→not practical POLITICS.
#n 実技試験; [pl] 実際家.
実地的[実際的]なこと, 実用主義.
~・ness n
[practic; ⇒PRACTICE]

[株式会社研究社 リーダーズ英和辞典第2版]

です。


実際に役に立つ、という意味からすると、
実は「本物のクラシカル」の方が、
遙かに実際の役に立ちます。
ありのままの実際、ありのままの真実に基づくからです。


つづく

2008年07月30日

帯津良一先生のこと (1)

私がホメオパシーを日本で始めて、
お世話になった先生の中で、
最もお世話になったお一人が、帯津良一先生です。

帯津先生は、日本ホリスティック医学協会の会長をはじめ、
いろいろな会のお世話をされていらっしゃいます。

帯津先生に初めてお会いしたのは、
12年前くらいに川越の病院を訪ねた時でした。
当時、帯津先生は、audit というシステムに関心を持っていらっしゃいました。

帯津先生が前の年に英国にいらっしゃった時に、
ロイヤルホメオパシー病院を訪問された際に、
audit というシステムがあることをお聞きされたとのことでした。


このシステムは、患者さんの治療後の状態を、
一般的な「客観的」な検査数値で計るのではなく、
患者さんの主観的な感覚で計る、というものでした。

ロイヤルホメオパシー病院が、このaudit を取り入れている、
ということを聞いて、
「これは面白い!」とお感じになられたようです。
このaudit というシステムは、
医療の本質を考えると、
本当は当たり前のシステムですが、
主観的な物差しは、信頼性に欠ける、
という旧態依然の頑迷な考えで、
全くと言ってよいくらい、取り入れられていません。

これを、病院でシステムとしてルーティーンで行っているというのは、
確かに画期的なことで、
帯津先生が、audit にご興味を持たれたのは、
素晴らしいことだと思いました。


その時、いくつかの質問もさせていただきました。
一つは、日本では保健医療と自由診療を混在させてはならない、と
聞いていたので、
自由診療を広く取り入れていらっしゃる帯津先生のところでは、
どのようにされていらっしゃるのか、
をお聞きしました。


そのお答えは、次のようなものでした。

患者さんのことを真剣に考えると、 保険医療とそうでない医療とが、 どうしても混在せざるをえない時がある。

県や国の役人もバカではないので、
ちゃんと患者さんのことを真剣に考えてこのようになっている、
と説明すると、ちゃんと分かってくれます。

とおっしゃっていたのを、思い出します。


何か、とても清々しい「勇気」を感じました。
約1時間くらいお話をしたのですが、
何だかとても良い人に会ったなあ、という思いに満たされました。
日本の医師の方の中には、
こんな方もいらっしゃるんだ、という感動がありました。


その時から、今日まで帯津先生について一貫して感じるのは、
「清々しい勇気」を含めた心の大きさ、おおらかさ、寛大さ、
また真剣さ、正直さ、です。

その次のご縁が、「気の医学会」の合宿でした。
「気の医学会」は、気に関心がある医師を中心とした集まりです。
毎年、合宿を行っていて、ちょうどその年のテーマが、
ホメオパシーになった、ということで、
ちょうど、他のことで私が帯津先生にファックスをお出しした時に、
折り返し、講師の依頼をいただいたのでした。


夏の盛りでした。
池袋のホテルの会場で、二日間講義をしました。
30人くらいの方々にいらしていただきましたが、
皆さん、とても熱心に聞いてくださいました。

帯津先生は、それまではホメオパシーそのものには
余り興味がなかったそうなのですが、
レメディーとは、物質を「霊魂化」するものである、
というところを聞かれてから、急に興味が出てこられたようで、
身を乗り出して聞いていらっしゃいました。

その時から、いろいろ親しくお話するようになり、
私が日本にいる時に、
帯津三敬病院で、
毎週1日、ホメオパシーで患者さんを診るようになったのです。

これは、今思い返しても、本当に大きなことでした。


つづく

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