正直なところ、今まで馬には特には興味がありませんでした。
競馬は一度香港で友人に誘われて「接待」で行きましたが、
日本では行ったことがありません。
ホメオパシーでは、Arsenicum(ヒ素)のレメディーが、
サラブレッドととてもよく似た症状像を持っていると
言われます。
とても神経質で、潔癖で、恐怖が大きい一方、
気品があって、独立自尊的という
Arsenicumの症状像とサラブレッドに共通点がある、
というわけです。
私の馬に対する知見はこの程度の
極めて貧しいものでした。
3月22日でしたから、ちょうど二ヶ月前になります。
ロアジーナのことで、渓山荘の柳さんにお会いした時に、
NPO法人の代表の方と一緒に行きます、と言われました。
いろいろとご相談をしたりしている方だ、と言われます。
とても人なつっこい、笑顔がすてきな方でした。
頂いた名刺を見ると、
NPO法人インフォーメーションセンターの代表理事
寄田勝彦 と書いてあります。
「環境」がテーマのNPOですが、
具体的にはホースセラピーを中心的にやっておられて。
全国に15カ所もの牧場を経営されていらっしゃる、
ということで、
びっしりと牧場の所在地が入っている
黒ずくめで二つ折りの珍しい名刺をいただきました。
まず、昼食をご一緒しましょうということで、
「東京讃岐倶楽部」という、なかなか面白いところで
カレーうどんを食べました。
ここには、「さぬき大使館」という看板も掛けられている、
とても不思議なところですが、
本場さぬきうどんはさすがにいいお味を出しています。
http://www.sanuki-club.com/
ここのカレーうどん&ご飯セットは、
いつ食べても本当に美味しいですし、
他のものもなかなか美味しいです。
昼食を堪能した後、ロビーに降りてミーティングをしました。
ロビーには、なんとジョージナカシマの椅子が数十脚、
こんなにたくさんのジョージナカシマを見るのは初めてで、
本当に壮観です。
そのジョージナカシマの椅子でくつろぎながら
ロアジーナのことを、柳女将と
いろいろとお話していました。
1時間くらい経った時でしょうか。
じっと黙って話を聞かれていた寄田さんが、
「これは、おもしろい!もう本格的にやりましょう!」
と突然叫びました。
そこから徐々に、そして怒濤のように、
寄田さんのトークが始まったのでした。
実は、寄田さんはホメオパシーについては
余り良いイメージは持っていなかったそうです。
数年前に、ある人からホメオパシーは面白いよ、
と紹介されて、あるホメオパシーセミナーに行かれたことがあったそうです。
しかし、そこではホメオパシーがありのままに語られる、
というよりも、講演者自身の自己顕示にホメオパシーを使っているかのようで、
非常にマイナスのイメージを持たれた、と言われます。
これがホメオパシーだとは必ずしも思わないけれど、
期待していただけに、非常にがっかりしたそうです。
そういう先入観を持たれていたので、
柳女将からホメオパシーの方と会うという話を聞いたときには
正直なところ余り気乗りがしなかった、ということでした。
しかし、今日はその時とは全く違う、
気持ちの良いエネルギーに満ちていて、
非常に感銘を受けた、とおっしゃいます。
そして、馬のお話が始まりました。
馬は、実は特殊な動物だそうです。
背骨が特殊に二重湾曲している、唯一の動物です。
背骨は体の中心軸になるわけですから、
当然ながら背骨は強度を保つために弓のように反ります。
しかし、唯一馬だけがちょうど人が乗るところだけ
人の形や大きさに沿ったように窪んでいます。
あたかも人間に「どうぞお乗り下さい」
とでも言うかのように。
その構造だと、当然ながら背骨の強度は落ちます。
ですから、背骨が途中で窪んでいることは、
馬にとっては何のメリットもありません。
それなのに敢えて「さあお乗り下さい」
とばかりに、背骨を窪ませてまで
人が乗れるような姿になっています。
歩く時には二重湾曲していますが
走る時には二重湾曲が無くなって、
弓のようになります。
馬は、少なくとも四~五千年以上は人間と共生しています。
人馬一体という言葉があるように、
馬は、常に人と身近にいました。
友であり、従僕であり、親でもあり、子供でもあります。
馬は、世話をしてくれたり、愛情をたっぷりと注いでくれる人には
一生忘れることなく愛情を返します。
人と馬とは、本当に深い関係性を持っています。
寄田さんは、ご自分は馬に教えられ、
馬に救われたとおっしゃいます。
もう人間をやめようかな、と思った時があったそうですが、
その時に牧場で一日中じっと馬を見ているうちに、
本当に教えられ、命をいただいた、
馬と一緒にいることは、本当に素晴らしい力がある、
と言われます。
それ以来、日本に108カ所(この数字の意味はお分かりですね)
の牧場を作るミッションをご自身に課していらっしゃいます。
実は、以前はイルカセラピー(ドルフィンセラピー)
もされていらっしゃったそうです。
イルカはものすごく知能が高く、
馬よりもずっとセラピー効果がある、と言われます。
東京から南に約200キロ、三宅島から南に18キロのところに
御蔵島(みくらじま)という島があります。
イルカは基本的に回遊する性質があり、
一カ所に定住しませんが、
世界で唯一この御蔵島の周辺にいるイルカだけが、
定住しているそうです。
寄田さんは、自閉症の方たちやDVを受けた方たちを預かって、
家族のようにくらしていらっしゃるのですが、
何度か自閉症の方たちや家族の方たち、またDVを受けた方たちを
御蔵島のイルカのところに連れていかれたそうです。
そうすると、真っ先に深い癒しを必要とする人たちの横に
イルカがぴったりとついて一緒に泳ぎ、離れないそうです。
その治癒力たるや、凄まじく、
まるで「音を立てて癒されてゆくが如し」であるそうです。
それで、何度か連れて行かれたそうですが、
ドルフィンセラピーについて、いろいろと調べているうちに、
衝撃的な論文を読んでから、
セラピーとしては素晴らしいドルフィンセラピーをきっぱりと止めてしまい、
ホースセラピーだけに特化しました。
その理由とは?
それは、イルカは確かに高い知能を持ってはいるものの、
基本的に野生です。
深い癒しを必要とする人間の「アテンド」をすることは、
ツアーコンダクターにとって、
「手のかかる」ツアー客のアテンドをするのが大変なように、
本当に大変なことで、ものすごいストレスが溜まります。
そのために、イルカセラピーに使われるイルカは、
普通のイルカに比べて、
寿命が何と半分になってしまう、
という衝撃的な事実を知ってしまったのでした。
それ以来、ドルフィンセラピーは、プツッと止めてしまわれました。
そのような事実を知って、
尚もドルフィンセラピーを続けることなど、
寄田さんには出来なかったからです。
馬の場合は、もう何千年も人間と共にいるので、
馬は「友としてお互いに助け合おう!」
という気持ちに素直に正直になれるので、
馬で一生やっていこう、と思っている、
ということでした。
それ以来、寄田さんとは、さまざまなことを話し合う友になっています。
そして、さまざまな素晴らしいことが怒濤のように起こりつつあります。
それはまたゆっくりと書いていきたいと思いますが、
ぜひ寄田さんのブログも読んでみてください。
http://web.mac.com/cchp/SigotoBanzai/2008%E5%B9%B4/2008%E5%B9%B4.html
また、NPOのHPもあるのはありますが、
ブログ中心にかいていらっしゃるので、
HPの方はずっと更新していないそうです。
http://www.ryufo.com/honbu/00_frame_index.html