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「医師」とは「本来」何をする人なのか?

ホメオパシーは今から200年前に建設されました。
道理のみに基づいた新しい医療として建設されましたが、
医療といってもピンからキリまであります。

現在一般的に医療といわれているものは、
大学の医学部で教えられ、
医師によって病院の中で行われているものが
一般的に医療ということになっています。

もちろんこれも医療ということになる訳ですが、
医療とは本来何なのか、ということについて
考えていきたいと思います。

医療は、人間に対して行われるものです。
これは当たり前のことですね。
(もちろん動物の場合は獣医、樹木の場合は樹木医ですが。)

もともと英語では医師のことをphysicianと呼びます。
medical doctorという言い方もありますが、
もともとphysicianと呼びます。
physicianという言葉の源ですが、
physisというギリシア語です。
自然、自然の変化、自然の成長、自然の原理、自然の道理、
そういう意味です。

このphysisという言葉から派生した職業は二つありまして、
一つはphysicistです。
自然科学者、物理学者と呼ばれていますが、
いわゆる物質的な自然、
その変化、またその変化を生じる原理・道理、
それを探求し、心得る者、それがphysicistです。

もう一つがphysicianです。
つまり、人間の道理、人間の様々な変化、成長、
その変化や成長の原理、道理をわきまえる者です。

病は人間という自然の道理に基づいて起こります。
そして病からの治癒も、人間という自然の道理に基づいて起こります。
その人間における自然の道理を心得て、
病の状態から本来の健康な状態に導くことが出来る者、
これがphysician、医師という言葉の本来の意味です。

ですから一番大事な事は、人間そのものに通じるということです。
これが一番重要なことです。
人間という自然は、非常に広大なものです。
しかし、現在行われている医学教育は、
人間という自然のごく一部、
解剖的、生理学的、病理的なもののみを対象とします。

もちろんそれらは人間という自然の非常に重要なところです。
ですから、もちろんそれも深く学ばなければなりません。
しかし、それだけでは足りません。
まったく足りません。

人間について、本質的な洞察、
人間というものがどういうことによって動いたり、動かされたり、
どんなことによって影響を受けたりということを、
ただ単に解剖学、病理学、生理学的な見地からのみ、
その変化や結果を知るだけではなく、
人間の水位、人間のレベル、
そういうところから様々な事を知り、洞察し、
そしてその心得に基づいて、
病の状態から本来の健康の状態へ導いていく事、
これこそが非常に重要なことです。


ホメオパシーは、そのように、
人間の道理に基づいた本質的な医療を目指して
打ち立てられました。

ですから、何よりもまず人間そのものについての道理、
人間についての洞察、関心、理解、愛情、共感、
さまざまなものがどうしても必要となります。

病とは、単なる病理学的な変化なのではありません。
人間の本質的な成長に不可欠な「負荷」です。
我々の中に何か解決すべき課題がある、不調和がある、
それを表現し、示してくれる唯一の表現が症状であり、病です。
それに正しく対峙し、正対し、
そしてそれを本質的に解決することによって
私たちの人生のクオリティーが高まることができます。

逆に言いますと、
私たちの人生のクオリティーは、
私たちの前に現前する課題に正しく対峙し、
それを本質的に乗り越えることによってのみ、
高まることができます。
それ以外に私たちの人生のクオリティーが上がっていく道は、
ありません。
それが病の本質的な意味でもあります。

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2008年04月14日 02:47に投稿されたエントリーのページです。

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